CIESコンソーシアム
産学共同研究
AIハードウェア 回路技術
脳型演算処理回路技術の研究開発
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遠藤 哲郎 教授
本研究開発では、Society5.0において重要となる、高精度と高速性を兼ね備えたエッジAIプロセッサの開発を行っています。
従来のエッジAIプロセッサでは、学習はオフラインでGPU等を用いて行われ、学習済みデータが、AIチップの推論に用いられていました。通常、学習時のデータ取得条件等と推論時(現場)でのデータ取得条件は異なるため、認識精度の低下を引き起こしています。
この問題を解決するために、本研究では、現場のデータで学習と推論を行える高精度・高効率のエッジAIプロセッサのアーキテクチャ・回路・デバイス技術に関する研究・開発を行っています。不揮発メモリとして注目を集めているMRAMを徹底的に活用したアーキテクチャ・回路を基盤とし、システムレベルの細粒度パワーゲーティング技術や、データ転送ボトルネック解消のための高効率データ転送技術や、用途に適したMRAMのデバイス技術に加えて、オンライン学習機能も導入したAIプロセッサを実現しています。
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