CIESコンソーシアム
国家プロジェクト
内閣府 SIPプロジェクト(第3期)
系統安定化をサポートするUSPMによるインテリジェントパワエレシステムの構築
- 髙橋 良和 教授
- 加藤 修治 准教授
本研究開発では幅広いエネルギーマネージメント(EMS)応用と系統安定化機能を有する次世代高パワー密度USPMの要素技術開発、およびスマートインバータ、スマート電源の応用技術開発を目的としています。
本研究開発の代表機関は長岡技術科学大学であり、東北大学CIESでは共同研研究機関として、最適パッケージング技術による次世代USPMの信頼性向上技術開発を担当しています。
具体的には、次世代USPMに適用するパワーデバイスパッケージの低インダクタンス化によるスイッチング時の跳ね上がり電圧の抑制やノイズ低減、小型で扱いやすい構造を追求したゲート回路や受動部品との高集積化などを行います。
加えて、次世代USPMが電力系統の安定化に貢献するためには、グリッドフォーミングインバータとしての同期化力、疑似慣性力に対応する必要があります。
次世代USPMの同期化力、疑似慣性力向上に必須の大電流通電時のパワー半導体チップの発熱・温度上昇抑制と過電圧抑制を可能とするパッケージ構造とゲート駆動方式の研究開発を行います。
これらの研究開発を進めることにより系統安定化をサポートするUSPMによるインテリジェントパワエレシステムの構築に貢献いたします。